矜誇

 我我の最も誇りたいのは我我の持っていないものだけである。実例。――Tは独逸語(ドイツご)堪能(たんのう)だった。が、彼の机上にあるのはいつも英語の本ばかりだった。



次(偶像) 目次 モード変更