我我は如何なる場合にも、我我の利益を擁護せぬものに「清き一票」を投ずる筈はない。この「我我の利益」の代りに「天下の利益」を置き換えるのは全共和制度の嘘である。この嘘だけはソヴィエットの治下にも消滅せぬものと思わなければならぬ。

   又

 一体になった二つの観念を採り、その接触点を吟味すれば、諸君は如何に多数の嘘に養われているかを発見するであろう。あらゆる成語はこの故に常に一つの問題である。

   又

 我我の社会に合理的外観を与えるものは実はその不合理の――その余りに甚しい不合理の為ではないであろうか?



次(レニン) 目次 モード変更